競艇必勝法 レース進行などの知識
レースの進み方についてさて、それでは次に競艇におけるレースの進み方について触れていってみましょう。
まず、簡単にレースの展開について紹介します。レースの流れとしては、
1.スタート展示
2.周回展示
3.レース情報発表
4.発売スタート
5.舟券購入可能
6.発売締切
7.ピットアウト
8.コース取り
9.スタート
10.ゴール
11.確定
という風になります。
一日のレースはこの流れの繰り返しであり、競艇素人にとっては各プロセス(経過)の判断がし難く、レースの見方に戸惑ってしまう場合もあるかも知れません。それでは、それぞれのプロセスについて順に触れていってみましょう。
まず、「スタート展示・周回展示」ですが、これはレース開始前の選手達の試走段階となります。この段階で選手はレース展開の構想を決めたり、或いはその動向からファンが各選手の動きを予想したりなどします。
次に、「レース情報発表」ですが、この段階で部品交換や展示タイム、チルト角度などといった情報が開示されます。それぞれの情報を基にレースを予想し、舟券を購入し終えたらいよいよピットアウト。
この段階で選手達が待機室から出てきて、ボートに乗り込んで出走となります。出走後、それぞれコース取りを行いながら第2ターンマークを回るとスタート──という流れになります。
各艇は一周1マーク、一周2マーク、2周1マーク、2醜マーク、3周1マーク、3周2マークの流れで計3周走り、そしてゴール。
レース終了後にレース結果が確定され、当たり舟券を払戻窓口にて換金します。
周回展示の重要性について
ここではこの「周回展示」について掘り下げてみましょう。
「周回展示」はレース開始前の選手達の試走と述べましたが、実はこの周回展示はレースを予想するファンにとって、見逃せない重要なシーンです。
何故なら、この試走段階で各選手達がどういった動きをしているか、コーナーでの状態はどうか、モーターの状態はどうかを分析することによって、選手とボートの相性や、モーターの状態などをある程度把握することができるためです。
また、「スタート展示」においても、各選手達がどういったレース展開を考えているのかを予想するのに役立つ情報を得ることができます。レースの本番でどのような位置を取りたいか、どこからスタートしたいか、どういった作戦をたてるのかといった動向は、少なからずこの段階で反映されるといっても間違いありません。
特に現在では「スタート事故」によるペナルティが非常に厳しいものとなっているため、スタート展示の段階でスタートのタイミングを掴んでおきたいと思う選手が多いと言えます。
選手間の駆け引きも考慮に入れる必要がありますが、どちらにせよスタート前の選手達にも目を向けておきたいところですね。
シリーズについて
シリーズとは、レースの一開催期間を指します。
通常は4〜6日間で1シリーズが構成され、その間約42〜52人の選手がシリーズにおいて優勝を競い合います。
そしてシリーズに参加する選手はシリーズ前日に行われる「前検日」に参加する義務があります。
「前検日」とは、選手の身体検査やモーターボート抽選、班別練習などを行うために設けられるもので、何らかの理由により不合格となってしまった選手は、そのシリーズに参加することができなくなります。
身体検査をパスし、モーター抽選が行われて班別練習などを行ってから、その翌日からレースへの参加という運びになります。
また、こうした情報が外部に漏れ、それによる不正などを防止するため、前検日から全てのレースを終えた「管理解除」がなされるまで、選手は一部の特殊な場合を除いて、外部の人間との接触を禁じられることになるのです。
得点率について得点率について
得点率というのは、シリーズにおいて選手に与えられるポイントであり、これは各レースにおける着順によって決定付けられます。
得点率の算出は、レース毎に与えられた着順点の合計数をその選手の出走回数で割ることによって計算され、
これが舟券購入の一つの大きな指標となるので、競艇においては非常に重要な要素となります。