地区スター制度についての解説
地区スター制度とは、各地域においてその地域でのスター選手を選抜するといったもので、2005年の3月から実施され始めた制度です。
地区スター制度の主な目的は「各地域における競艇ファンにとっての馴染み深いプレイヤーの育成」つまり、競艇ファンの確保と維持という風にとる事ができますが、これらは地元の興行としても十分な役割を果たします。
地区スタープレイヤーとして指名されたプレイヤーは、主に地元プールを中心としてレースに参加していく事になり、地元の競艇ファンにとっては馴染み深いプレイヤーとなります。
また、地元で繰り返しraceに参加することによって、ファンの間でその存在が定着するばかりではなく、その会場におけるスタートタイミングやレース展開、プロペラのマッチング技術なども洗練されていき、結果として「地元で強い選手」が育つことになります。
こういった選手は各地域において、raceを盛り上げる大切なキーマンとして重宝されます。
しかしその一方、スタープレイヤーは地元でのレースばかりに参加し他場でのレース(race)に参加する機会が極端に少なくなってしまうので、成績は「地元では強いが他場では弱い」と、極端に偏ったクセのあるものとなってしまうケースもあります。
そういったことから、地区スター選手とその他一般的なきょうてい選手の存在意義は微妙に異なるところあると言え、それぞれが一選手として大切な役割を果たしていることには違いありません。
なお、地区スター制度による指名選手は、A1級に昇格した時点でスター選手卒業となります。