選手間の人間関係について教えます！

競艇は、たとえば野球やサッカーのようにチームで競技を行うものではなく、さらにモーターとプロペラのマッチング調整や整備などもプレイヤー自らの手で行わなければなりません。

勿論整備点検などのアドバイスを受けることもありますが、プレイヤー間において相手のモーターの整備や調整を行うことは、原則として禁止されています。

全ての過程をプレイヤー一人で行い、またレースもプレイヤー個人での戦いとなるわけです。

そのため、レースはプレイヤーにとって孤独な作業の連続となりますが、プレイヤー間の人間関係としては様々な形があり、多様な人脈が存在します。

まず「同期」についてですが、

これは一般的に使用される「同期」と同じ意味となります。

実は、競艇選手（プレイヤー）になるためには競艇選手養成学校の各試験を修了し、卒業する事が必要であるのです。

つまり現役の競艇選手は全員こうした過程を歩んで現在にいたっているので、この過程での養成学校において、同じ時期に競艇を学び、同時期に卒業した者同士を「同期」と呼びます。

次に「師弟関係」ですが、これは文字通り「教える者」「教えを請う者」といった関係です。

最後に「プロペラグループ」ですが、競艇ではボートに使用されるプロペラが大切な役割を果たします。

プロペラの性能はボートの走行にダイレクトに作用し、常々プロペラの開発や研究は果敢に行われてきました。

気の合う者同士、また同じ支部、同県の選手（プレイヤー）が集い、プロペラの研究に情熱を向けるのもごく当然の事であると言えます